「なにそれ。フツー逆でしょ」

――敵の時は情報をくれて、味方の時はダンマリなのか?

ステルスはキレイな顔で微笑んでる

「じゃぁ調べるのに付き合うくらいいいよね?」

ステルスはやっとワタシをなだめるのを諦めたのか、微笑むのをヤメて困った顔になった



「こんなとこで何するんだい?」

アタシたちは区役所に来ていた

「戸籍を調べるのよ。
 ステルスだって、調べたでしょ!」

アタシは味方だと思ってたステルスが、叔父とナイの側に行ってしまったようで不機嫌に答える

「ミウは怒ってるみたいだけど、ホントのハナシを、博士やナイじゃなく、ボクから聞きたいかい?」