ぼぉっと壁が白く浮き上がってる

直線的なデザインのイスが黒く浮かび上がる

――この部屋、どこかに似てる?

夜中に目を醒ましたワタシは、ここがどこか思い出すまでしばらく時間がかかった

隣にステルスが手をつないだまま眠ってる

――ずっとこうしてくれたんだ……

「アリガト……」

ワタシはステルスの髪にキスをした

ステルスが笑った気がする

眠ったフリをしてるダケかも知れない

ワタシはまた横になって部屋を眺めた