ワタシたちはしばらくだまった 「ねぇステルス」 「ん?」 「ワタシをここから連れ出して」 ワタシは自分の気持ちが自分でもよくわからなかったが、ここにいるより、ワタシにとってかわりはててしまったこの世界をステルスを見てみたい気がした ステルスはワタシの本気を確かめるように、ワタシの目を見つめた 「わかった、行こう」 ステルスはワタシの手をとって立ち上がった ステルスの手は、人間みたいにあたたかかった