「ミウ」

ワタシはそのまま寝てしまったらしい

気づくとステルスがノーテンキに笑ってる

「何よ。
 もうヒューマノイドなんてウンザリよ」

「ミウは気づいてないかも知れないけど、
 世の中ヒューマノイドじゃないほうが珍しいんだぜ」

――そんな

ワタシは絶望で目の前が真っ暗になった

この前ナイと叔父を助けに行ったあの時から、まるで違う世界に紛れ込んでしまったみたいだ

この世界の正体をワタシが知らなかっただけなんだろうか?