村も落ち着き、危険区域指定も解除された


「ジータ、本当に来ないのか……一生の人生で後悔はするもんじゃないからな」

「あぁ後悔なんかする理由はないから……」


「わかった」


「先生…頼みがある、ティアラを幸せにしてやってほしい、本当に…」


「……」


勉は言葉を返す事はできなかった
体調もあまり
よくない状態で帰路についた


「日本が見えてきた…俺とティアラの街に帰ってきた……」


先に連絡を受けた、ティアラは空港に向かう


外は、雨が降り、少し肌寒い街にティアラの車は走る

「帰ってくる、勉が…こんな短い期間だったのに…こんなに寂しく思うなんて…」


滑走路に雨渋きを散らし
その地に帰ってきた


「勉〜〜〜」


「ティアラ!」


「お帰り・・疲れたでしょ…少し顔色が悪いけど大丈夫?」


「敏感だなティアラは、疲労だよ、きっと」


「今日は、あったかい、お風呂入って、ゆっくり休んでね。あっ!ジータに会えた?」


「あぁ。元気だったよ。」

二人は手を繋ぎ、空港の玄関に…………


「…ゲホッ!………」


バタン!!


「勉!!」