「うっ…ゲホッゲホッ……体が動かない……意識が……………」


「!大変だ!先生が!誰か来てくれ!」


「どういう事だ!検査では、感染していないはず!防護服に着替えろ!急いで再検査しろ」


「先生…どうしたんだよ!先生……!」


数人の滞在医師により、意識は回復したものの、病は止まる事はなかった


「……わかりましたよ…色々、調べたら原因が……マーカーの数値が、かなり高いです、おそらく………」

「先生は、知ってここへ来たというのか……それほどにして、この村を……」



カチャ!


「先生、病気だったんじゃ…ティアラは知っているのか?」


「ティアラには言っていない、心配かけれないからな」


「それなのに、なんでこの村に来たんだよ」


「俺には、守らないといけないものがあってな、ティアラの生まれた、この村、子供たちの夢はティアラの夢、それも守らないと、いけないんだ。ティアラは言ってた、夜空に見える星は子供たちの数、色々な夢を持って輝いているって。俺は、一人でも、その夢を叶えてやりたいんだよ」


そう言うと、勉は、また深い眠りについた