澄んだ、夜空を見上げると手に溢れそえな星屑☆


「お母さん、掴めそうだよ。ほらっ」


「綺麗だね…一番、綺麗に光っている星を、お母さんにとってちょうだい」


「うん!待っててね」


ティアラは、小さな細い体を必死に
満天の星空に手を伸ばした

「お母さん〜〜中々、掴めないや〜〜もう少し待っててね」


「……」


「あっ!捕まえた〜お母さん〜」


何年も前に、割れた小さな硝子が、月の光に反射してる


「ほらっ…綺麗でしょ。光ってるから、お星さまが落ちてきたんだよ」


「…」


「お母さん……お母さん……?寝ちゃたの?なーんだ、つまんない…こんなに綺麗な、お星さま、あげようと思ったのに…」


ティアラは、満天の星空を暫く見ながら、その掴んだ星を握りしめ、深く眠った