「エレナの気持ちは、わかるけど、ジータとは友達で、万が一ジータが気を持ってくれたとしても、私は応えない、私には、真弓と心には勉がいるから…」


「でも、会わないで欲しいのです。ジータの辛そうな顔を見たくないから」


「エレナ…」


「ジータも一緒に村に帰ります。会わせないで、そのまま戻ります。」


少し考えたティアラ


「わかった……会わないわ、それで、あなたたちが幸せになれるなら」


「ありがとうございます、ティアラ先生……ごめんなさい」


「真弓〜〜〜お姉ちゃんに真弓の夢、教えてあげて」

「まーちゃんは保母さんになるの〜〜お姉ちゃんは?ママと同じお医者さん?」

「うん。お姉ちゃんは、もうお医者さんになったよ。次は真弓の番だからね。夢叶えようね」


「うん」


「エレナ、本当に無理しないで頑張ってね。私も必ず、村に帰る、その時は、エレナの子供の夢、今度は私が聞くから」


「ありがとう、ティアラ先生、待ってます、そんな日が来ることを」


二人の夢の約束は
真弓の前で、かわされた


数週間後、エレナとジータは故郷に帰った