「きっ記憶喪失・・・ですか・・・」
「はい、でも、あの子に思い出の刺激を与えてあげてください」
「思い出の・・・刺激・・・」
「彼女に思い出話をしてあげてください。」
「思い出・・・話・・・」


その人はいつまでも泣いてた・・・。
「加奈ちゃん、ちょっと」
お母さんが呼んだ・・・。
なんだろう・・・

「きっおっくが・・・」
「だから、記憶を戻すには、思い出話が必要なの・・・。」
「だったらっ明日また来ます!!」

2人は病室に戻ってきた。
「真奈はこの子と小さい頃から遊んでたな・・・。
いつも一緒だった・・・。」

「いつも一緒?」

・・・何となく記憶が開けた・・・そして・・・

「加奈ちゃんって、あの加奈?」
「っえ?」
「一緒のクラスの・・・」

また、涙でてるし・・・。
「まっまっまなぁ~~」
「加奈・・・戻ってきたよ」

只今戻りました・・・。