彩は、久しぶりに早く帰宅した。今日は、知沙に啓太のことを話ししようと決心していた。

「おかぁさん最近、帰り遅い日が多いね?身体壊さないでね!」

知沙が心配そうに夕食を口に運びながら言った。

彩は、知沙に話す勇気が出ない。すると…知沙が…


「おかあさん、今度会って欲しい人がいるんだけど?」

「えぇぇ…知沙彼氏できたの?」

「まぁそんなとこかな?」

彩は、驚いて自分のことは、忘れている。

「そうだよねぇ?知沙も年頃だもんねぇ?彼氏ぐらいいてもいいよねぇ!」

彩は、私もそういえば高校2年生の時、先輩にバージンあげちゃっただったな〜と自分に置き換えて、懐かしいな〜と思い出にふけっていた。

「おかあさん?聞いてるの私の話!」

「えぇ?あぁ〜なんだっけ?彼氏できたんでしょう?」

「だから、今度の日曜日に会って欲しいの!」

「いいよ!ただ、私も会って欲しい人がいるのよ?」

と彩はやっと切り出した。

「えぇ…おかあさん彼氏いるの?よかったね?」