パパは同級生

彩はテーブルから食器を流しへ運びながら幸せな気分を味合っていた。啓太といっしょにいれたら………

「けいちゃん！もう会わないなんか言ってごめんね！でもねぇ私は、もうすぐおばあちゃんになっちゃうし、世間は警官が高校生をたらし込んで…て言われるし、法律的にもけいちゃんは未成年たから……」

彩が洗い物をしながら言った。

「わかってるよそんなの！でも、常識、法律を越えた愛もあると思うんだ。彩さんが僕より先に老いていくのも当然のことだし」

彩は、かなわぬ恋いでもいい。できる限り啓太のそばにいようと思った。啓太から捨てられるまで…

啓太は、そう言ってソファーに座っていたが洗い物をする彩の後ろ姿を見て男自身が堅くなるのを感じた。