「えぇ〜それはどう言うことですか?」

「わからないわ!だから校長の指紋が欲しかったのよ」

「そういえば校長が変なこと言ってたわ」

知沙が二人の会話に割り込んできた。

「何って言ったの?」

「私を校長だと思うかって言ったのよ!私はその時、意味が理解できなかったの」

「じゃあれは誰なんですか?」

「わからないの?それを今から調べないとね?ただ、私の推理が当たっていればニューヨークで何かがあったんだと思うのよ」


「かあさん!お腹すいたわ!何か食べさせてよ!」

知沙が竹下に抱かれたまま嬉しそうに言った。