知沙は気がついて動こうとするが体が動かない。手足をロープで縛れている。どうも体育館の用具室らしい?

「君は何をかぎ回っているんだい?」

それは校長本人だった。

「君はどこまで僕の秘密を知ってるんだい?」

「何も知らないわ!あなたがエロジジィだということ以外!」

と知沙が反抗した。

校長は啓太と知沙から尾行されていることに早くから気付いていたのだ。

「私の周りをうろちょろされると困るんだよねぇ」

「私をどうしよう言うの?」

知沙は、自分の身が危険にさらされているのを察していた。

「そうだねぇ?山崎君みたいになりたいかね?」

校長は自ら山崎殺しを認めた。

「あんたが山崎先生を殺したの?」

「彼も私のこと知りすぎたからねぇ?」

「許せない!私をどうしようと言うの?」

「そうだね〜海の底に沈んでもらうことになりそうだね。」

校長はそう言うと再び知沙の顔にハンカチを宛てた。

そして知沙は気を失った。