その後一通り話を聞いて学校を後にした。事務担当には、明日、学校の外で話を聞くことにした。

帰りの車の中で彩が言った。

「あの事務員が犯人だわ!逮捕して帰りましょ!私眠いわ!」

「はぁ?」

と竹下がため息をついた後
「ひとまず自宅に送ります。課長には私から報告しておきますからゆっくり休んで下さい」

「ありがとう」

そう言って彩の家に向かった。

彩は家に着くと、そのままベットに倒れ、死んだように眠った。そして啓太の夢を見た…… 

「けいちゃん……」

と一言寝言を言った。