二人の男はあっけなくアスファルトに沈んだ。

残り二人は今、数秒前に目の前で起きた予想していなかった展開に信じられないという表情で呆気にとられていた。

「おばさんって私のこと?」

「さぁどっちから先?」

女が近づくと二歩、三歩と後退した。

リーダーはどこからとりだしたのか、フルーツナイフを右手に持っている。

「おまえ何者?」

リーダーが震えながら女に問いかけた。

「うるさい!!」

女は完全にキレていた。

「おばさん」

と言われてに頭にきていた。