彩は署を出ると知沙の携帯に今日は仕事で遅くなるから夕食は、いらないと伝えた後…

仕事だとうそをついちゃったと罪悪感に襲われながら足速に待ち合わせ場所へと向かった。

啓太は、15分前に待ち合わせ場所に着いた。緊張で足を震わせながら彩を待った。たった15分が1時間にも2時間にも思えた。

「待った?」


と待ち合わせ時間ちょうどに彩がやってきた。

「い・いいえ…」

啓太は緊張で声にならない。

「何が食べたい?」

と彩が聞く

自分が誘ったんだから…
と思った啓太は…

「彩さんの食べたいもにあわせます。」

そう言うと

「あなたが食べたい」

と笑いながら言った。

「冗談よ!じゃ焼肉食べに行こうか?」

そういうと歩きだした。