「本当に千沙さんが好きなんです。」


「だから何をすればいいんですか!!」


「千沙さんの事好きな気持ちは変わりません。
ずっと笑いわって泣いて怒って色々人に
伝えることがいっぱいあります。
それは難しいことじゃないけど無理にそれを
伝えようと思っても伝えきれないです
無理に笑う無理に泣く無理に怒る
それは本当の気持ちじゃないです」


「正樹?何の話してるの??」



「本当の気持ちじゃないってことは
無理してる証拠・・・
千沙はそれを我慢してきたんです」


「え?」


「だから、千沙はお母さんに無理して
気持ちを伝えてきたんです
心配させちゃだめだ、怒らせちゃだめだって・・
だから自分の言いたいことなんか言えないんです
言ったらお母さんに嫌われる。そう思ってるんです」



「正樹・・・」


「千沙はすごくさみしがり屋なんです
1人でいるだけですぐに泣いちゃうんです
僕がちょっと離れていたら泣いていました・・」



「え・・・千沙、本当なの?」

「・・・うん」