親指の恋

「どこにいくの??」



「秘密だよ」




あんまり人目のない道に来た



「なんか怖い」



「もうちょいで怖いのなんかふっとぶぞー!」



何だか気合いの入ってるお父さん



どこに行くのかとっても楽しみ



「翔、目つぶれ」



「あ、うん」



私は両手で目を押さえながら


笑っていた



それから2、3分したころ



「もう目あけていいぞ」