親指の恋

「・・・・・おと・・・ぅ・・・さ・・・・ん」




「どうした??」



「何で私にはお母さんがいないの??」



私がずっと言いたかった事




小学校の参観日次々教室の




ドアが開かれる音がしていた



そのたびに私はいるはずのない



お母さんを探していた




お父さんは仕事で忙しくてこれなかった




その分人前では強くしていた