親指の恋

車の中では何もなくすごく静かだった




「音楽かけるか??」



「・・・あ、うん・・・・」



私は適当に音楽を流した



Thank you for mama
love you
これはあなたの為に歌う愛の歌
聴いてて頼りない腕でおっきな幸せ
アタシにくれた
あなたへ「歌うね」




Julietのmamaがながれた



私はこの歌詞をきいたとたん




涙が流れた




「・・・・うっ・・・ひっく・・・・・」



「え??翔?!どうした?」




お父さんがびっくりしたような顔で私を見た




「あのっ・・・・ねっ・・・・・・」




うまく言葉が続けられなかった