「彼女いるから、受け取れない…。」


「そか…。ごめんね?休みの日に急に押しかけて…。」


ダメだ…。


笑えない…。


「明日また学校で…。」


引き攣る笑顔で別れを告げて、元来た道を走って帰る。


「あ、おい。」


淳司が声をかけるけど、無視って走る。