「それ、もっかい練習しとこ」


「へいへい。」


一回咳ばらいをして

「…好き…です。」

「はいカット
一発OK。
本番もそれでいけば、絶対大丈夫だからね」


ふんわりと、ゆきなが私を抱きしめた。

「頑張るからね。
ゆきな、手紙よろしく。」


「任しといて」