「ん?…な~に?そのきらきらした目は。」 「ワクワク♪」 「…はいはい…病人礼茄ちゃんにお土産でーす!」 「ありがとー☆」 あからさまに喜んでみる。 嘉穂は笑顔で袋をあさる。 「………ねぇ…礼茄?」 「ん?」 嘉穂がいきなりシリアスな口調で私に話しかける。 一瞬のしらけさが妙な風陰気を作る。 「礼茄は…お母さんとお父さん…好き…?」 嘉穂は…何を考えてるの…? …きっと最近お母さんとお父さんが出掛けてしまうことが寂しいことを私に愚痴りたいのだと思う。 うん。きっとそうだ…!