ラバーズキス

しばらくして大哉が横になりたいからと、アツシの部屋に行った。そのうちにエミナが酔いつぶれ、あたし達の部屋にあたしと和希で運んだ。

「あたしも、このまま部屋にいるね。エミナのことが気になるし」
「そのほうがいいね。りんちゃんまだしんどそうだもんね」
和希がそう言ってドアを閉めようとしたときにアツシが入ってきた。
「りん、まだ飲むから来い」
「あたしも寝るよ。もう飲めないし…」
「俺が飲むから、来い」
アツシはそう言うとあたしの手首をつかんで引きずるように部屋に連れていった。和希もあとをついてくる。

「眠いんだったら、ここで寝ろ」
アツシは自分がさっきまで座っていたベッドにあたしを座らせた。

寝れるわけないじゃんと思いながらも、アツシの顔を見なくて済むならと、壁のほうを向いてベッドに潜り込んだ。アツシはその傍らに腰を下ろして飲み始めた。