隣の家で―

ボクが背が小さいせいでもあるけれど



普通の人から見ても、高い男の人が現れた。




「そう。 春花チャンだよ。 呼んでくれる?」




最初に口を開いたのは涼だ。



こういう所は女の仔達が惚れてしまうのはムリもない・・・




「春花はオレの女だ。手ェだすな!!」



怖い目つきでボク達を睨む。




ボクは怖くないフリをするだけで、精一杯だった。




涼――







君は・・・





まっすぐな人だね・・・。