隣の家で―

「あの仔じゃね?」



涼が指しているのはさっきの春花チャン・・・。




さっきからあまり時間が経ってないせいか・・・



顔がさっきと同じ、真赤だった。



「呼ぶ?」



「うん。ボクが呼ぶ」



 そう言った瞬間―――






「なんだよ? オレの春花になにか用かよ?」





後ろに背の高い、男の人が現れた――