「…鈴ちゃーん」

あまりにも怖くて横におる鈴を肘でつつく

「……ハッ!」

よかったわ―
黒目が戻っとる!!

響君は一安心や★

「…オヤジ、それ、全部ホンマの事やの?
このバカ響と二人で東京で暮らさなあかんの?
そんで、学校は東京!?
……ふざけんなぁ―!!」

わぁ~お…
鈴ちゃん、大爆発や―
今ならちゃぶ台返しとかしそうやな

ってさっき聞き捨てならん事鈴ちゃんは言わへんかったか?

まぁええか!

「落ち着きいや。興奮しすぎやで、鈴」

ってせっかく俺が落ち着かせようとしとんのに!!

またオヤジが鈴に爆弾を落としよった!

「あっそうや!!
響と鈴の荷物はもぉ東京のマンションに送ってあるさかい!
明日、東京に行き!!」

なぁるほど―
それで俺の部屋にはベッドもタンスもテレビもなぁんも無かったんやぁ…


「「本気で殺すッ!!」」


そうして俺と鈴は東京に向かった。