『かおり…お前えーかげんにせーよ!!
人の話聞いてんかよ!』

私はビックリしたと同時に無性に腹が立ち、純ちゃんの方を睨み付け

「うるさいわ!こんなビニールに囲まれてる気持ちがわかんのか!!」

凄くスッキリした。

何週間ぶりに大声を出しただろう。

そして純ちゃんの方をもう一度見た。

純ちゃんは泣いていた。

悲しくて泣いているのではなく嬉し泣きのような表情だった。