私は笑顔でこう言った。

「泊まって行く?
個室の特権で他に気がねなく許可さえ取れば泊まれるで(笑)
ママも最初は泊まってたし!」

それを聞いた純ちゃんは凄く無邪気な笑顔で

『うん!許可取ってくる!』

と走って病室から出ていった。

私も嬉しかった。

限られた命。

残りわずかでも大好きな純ちゃんと悔いのない時間を過ごしたかった。

無事に許可をもらい久しぶりに一緒に寝る事になった。

シングルの病院のベットは狭く前以上に密着して何かドキドキした。

こんなトキメキ久しぶりだった。

この時、純ちゃんも同じ気持ちだったなら嬉しいな。