ミキちゃんが戻ってきた。

化粧をしてなくても可愛い女の子。

「はい!化粧水と日中美容液ぬって!これくらいな」

と私も一緒に始めた。

お化粧をしてあげると言うより私の顔を手本にするように少しずつ指示しながらという感じで。

ベースメイクが出来上がっただけでミキちゃんは全然違う!とハシャイでいた。

そして全て出来上がった。

《めちゃナチュラル!
しかも肌綺麗に見える!
ありがとう!》

「ベースメイクをしっかりしてたら持ちも仕上がりも変わるんやで♪」

私には弟しかいないので凄く新鮮で楽しかった。

次はミキちゃんが持っていたコテで遊んだ。

今時の高校生はコテなんかもカバンに入れて学校に行くらしい。

ミキちゃんの髪の毛をゴージャスに巻いてあげた。

めちゃくちゃ可愛かった。

今度はミキちゃんが私の髪の毛を巻いてくれた。

私もゴージャスになった。

けれど私は純ちゃんのスエットで、ミキちゃんは制服。

二人して爆笑した。

「《ヤバイ!(笑)》」

本当に楽しかった。