純ちゃんの家でテレビを見てピザを頼み楽しくお酒を飲んだ。

純ちゃんは明日は朝から仕事なので私は帰ろうとした。

『……帰る?
泊まっていかへん?』

純ちゃんから泊まってと言われたのは初めてだった。

「えっ?でも明日朝からやろ?
かおりは休みやからいーけど…」

『じゃあ泊まっていき!
明日俺が帰ってきたら、お帰りって出迎えて♪』

「(笑)了解!って何時に帰るん?」

『5時に終わるから5時過ぎ!』

「分かったぁ!かおりが一人の時に誰か知らん女とか来たりして(笑)」

『はぁ!?そんなんないわ!』

急に純ちゃんは怒り出した。

「どうしたん?
……冗談のつもりやったんやけど…ごめんな」

私が謝ると純ちゃんはギュッと私を抱き締めた。

『ここに来た女はオカンとかおりだけや!
信じてくれよ…俺はかおりに隠し事とかしてないから…』

「分かってるよ…ごめんな…」

私は純ちゃんを抱き締め返した。

すると純ちゃんはパッと抱き締めるのを止めた。