『あの人がズット羨ましかった。
こんな可愛いとこを毎日見れるし抱き締めてやれる。』

「もう…終わったしね(笑)
こんなホネホネ女より純ちゃんにはもっといい子がおるよ!」

『俺は…かおりがいい』

初めて【かおり】と呼ばれた事に少しドキッとした。

私は利用したのに。

酔ってたとはいえ多分、背格好が似ている純ちゃんに甘えたかったんだと思う。

「またまた(笑)」

と私は言った。

すると私の肩を持ち顔を見れる位置までグイッとやると真剣な眼差しで話し始めた。