ショウ君が帰り暫くして石田君が来た。

『大丈夫?
連絡先が…』

「うん!いいんやで!
ありがと。」

私は言いにくそうにしていたので遮るように言った。

『えっ!?』

私は泣いていた。

ショウ君に会えた喜びとサヨナラの悲しさが溢れた。

石田君はアタフタしていた。

『どっか痛い?
俺ヤッパリ余計な事した?
ごめん…泣きやんで…』

「大丈夫。かおりは平気やから。
石田君仕事は?かおり倒れたし迷惑かけてごめん」

『仕事は大丈夫。
俺は半休使ったし、かおりさんは過労で2・3日休ますって電話しといたから!
点滴終わったら帰っていいみたいやから送って行こうか?』

「うん!助かる!
夕飯ご馳走するわ(笑)」

『マジ?やった!』

子供みたいな無邪気な笑顔だった。