―――――キーンコーンカーンコーン――ザワザワ‥――
教室に入って席に座ると
真香がアタシに話しかけてきた
「馬緒!おはよッッ☆」
少し笑ってアタシも話しかけた
「うん、おはよう真香。」
真香は少し真顔になって
アタシを見たまま無言になった
少し戸惑いながら
真香に話しかけた。
「‥何?」
真香は頬杖をつきながら
アタシの問い掛けに答えた。
「いや‥馬緒って身長ないから可愛いって感じだと思ったんだけど‥」
確かにアタシは
身長は平均より低い。
この前はかった時は
152だった。
真香の言葉に頷くと
真香は話を続けた
「―‥大人っぽいよね雰囲気が!髪長くて綺麗な黒髪だし〜☆腰まであるよね♪」
「‥腰まではないよ」
「腰ちょい上ぐらい〜?」
「まぁ‥多分。」
「まぁでも‥綺麗だよ馬緒☆前の学校でモテモテだったでしょ〜?」
少し動揺した。
""前の学校で‥""
前の学校の事は
できるかぎり触れたくない
アタシは真香の言葉に
曖昧に答えながら
朝のショートルームが
始まるのを待った。
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