〜 一夜Side 〜
「‥‥寝た‥か‥」
規則正しく聞こえる呼吸
俺の腕の中で
安心したように眠る馬緒。
俺を恨んでない、
コイツはそう言った。
罵声を浴びせられる覚悟は
あったのに、
コイツはそんな事はしなかった
‥‥‥‥てゆーか
俺、理性飛びそうだな。
胸‥‥当たってる‥
密着しすぎだろ‥‥‥‥
生殺しだな.....はぁ‥‥
にしても、
俺は‥最低な事したくせに
コイツに近づいてる。
好きなんだ‥
色んな顔をみたい、
笑いかけてほしい。
そう思い始めてる‥‥
好きだ‥‥馬緒。
心の中でそう呟いて
俺も静かに目を閉じた。
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