そう言ってから 顔を上げて正巳に笑いかけた 正巳は泣きそうな辛そうな顔で アタシも正巳につられて‥ 苦しくなったけど 微笑みながら正巳の頬へ触れた 「そんな顔しないで正巳‥‥迷惑‥だった‥?」 そう言うと、 正巳はアタシを優しく抱きしめた アタシも素直に抵抗しなかった 正巳はそっとアタシの耳元で 囁いた。 「必ず、守る。‥‥もう黙って離れない‥‥」 少しの沈黙が流れて あたしは小さく頷いた。 しばらくしてから、 二人で一緒に 学校に向かった。 .