正巳は焦りだして
少し早口で話し出した
「‥どうした」
「‥‥‥‥‥‥ううん‥」
「悪い‥怒ってないから。」
「知ってる。ゴメンね?」
「‥‥‥‥‥俺、‥バレたから、拒絶‥されるって‥思っちまって‥‥‥不‥安‥‥でさ‥」
掠れた声で正巳が
話しかけてきたから
アタシは切なさを感じながら
話を続けた。
「昨日、正巳がマサって分かった時‥拒絶しそうになったの。」
正巳が少しだけ、
緊張してるのがわかった
正巳は黙ってアタシの話を
聞いてくれてた。
「マサが俺を拒絶するか?って聞いてきた時、自分を守る事よりも‥マサの事かんがえてた」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「だから、受け入れてたよ?拒絶しようとも思わなかったしね?」
「‥‥‥‥‥‥‥ん‥」
「‥夢も見なかったよ今日は。」
「‥‥‥夢?‥」
「あの、前を夢にずっと見てた‥‥‥」
「けど、もう大丈夫。‥‥‥‥」
「‥‥本当にか‥?」
「マサが‥居るって、結構、心強いから」
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