僕は笑う。


口角を大きく吊り上げて。


明日からのことを考えて。



やっと、捕まえた彼女。

いろんな所に飛び回る小鳥のような彼女。


その小鳥を僕は捕まえた。

部屋という籠の中に閉じ込めて。




「もう、絶対に逃がさないよ。」




誰に言う訳でもなく1人呟く。




ーあぁ、小鳥は一生籠の中ー