「と・ば・せーーーーーーー!!!!!!!!!」 そう叫びながら自転車を飛ばす俺。 友哉は自転車こぐの遅いんだよな… 俺の寝坊と友哉の自転車の遅さで遅刻したことだって、 数回ではない。 「ついたー…はぁ……」 疲れた……もう、眠気なんか吹っ飛んだよ。 朝から強風にさらされたんだもんな。 ま、毎日のことだけど。 「ぎりっぎりセーフ!!」 俺等が教室に入ったと同時に、 チャイムが鳴った。 本当、滑り込みセーフだな。 ある意味すげーよ。