「なんで甲子園なんか見てんの?」 「いやー、やってたから」 「興味なんかなかったじゃん」 「まあね~俊も野球部入ればよかったのにねぇ」 「え、」 「かっこいいじゃない、球児って」 そう言って、 母ちゃんはぼそっとつぶやいた。 「なんで、こう友達に流されちゃうかな」 「何?聞こえない」 「いや、何でもないのよ。」 「あっそ。」 俺は母ちゃんの言った言葉聞こえたけど 聞こえなかった振りをした。 友達に流される。 確かに、そうかもしれない。