「わっ、俺一号車の一番前!またかよ~!」

新垣の悲しい叫びが聞こえてきた。


うおっしゃ~~~~~!


新垣よ、感謝する!

このクラスで俺よりくじ運が悪いやつが

いるなんて!

新垣は間違いなく俺のヒーローだ!!


・・・って言っても、新垣は気の毒だ。

前も一号車の一番前だし。


女子は微妙な顔を浮かべてる。

新垣の隣がいいけど、

一号車の一番前かあ〜。

っと言った表情だ。