「けけけ…。どうかなぁ?由香ちゃんってばバーチャあんまりうまくないからなぁ。千五百点くらいがベスト・スコアって所っしょっ」といった。
由香は眉をつりあげて、ディスプレイから目を離しもしないで「うるっさいのよ、この馬鹿蛍!みてらっしゃいよ、この由香ちゃんの天才的なテクってもんをみせつけてやるわ!ははは…」
と反発して傲慢に笑った。蛍と有紀はジッとバーチャというゲーム機の画面を由香の肩越しから覗いた。ーどうかなぁ、由香ちゃん。
ビュロロロ…っ。ゲームが開始される。どういうゲームかというと、画面上のファイターを操って敵を殴ったり蹴ったりして倒していく遊びだ。仮想の世界でファイターを操って闘わせる……なるほどバーチャル(仮想)のバトル(闘争)だ!」
「ようっし、殺せ!」
戦士を操作する由香は品のない言葉を叫んで、画面をギリリッと睨みつけた。しかし、蛍のいうように、由香はバーチャはあんまりうまくはなかった。ードオ・ン!
あっという間にやられてゲーム・オーバーとなってしまったのである。得点は二千点ちょっと…。
「く、くそっ!な、なによっ、もおっ」
蛍は馬鹿にして「けけけ…。下手っくそ!やっぱ、由香ちゃんってば、バーチャのやり方ってもんを知らないってことねっ!!」
とカラカラ笑った。ーので、由香は癪に障って「な、何っ!?この馬鹿蛍っ!ナマイキいってんじゃないわよ。じゃあ…あんた、やってみなさいよぉ!」と怒鳴った。
蛍は「うん。いいっしょ」と胸を張って宣言してバーチャを開始した。が、青沢蛍は赤井由香の倍くらい下手くそだった。なんとたった七百点でゲーム・オーバーだったのである。
由香は「なぁーに、よ。あんたさぁーっ、…たった七百点じゃないの、情ない。そういうのを飛んで火にいる夏の虫っていうのよ」と呆れた。
「なによ、それ?たしかに蛍って夏の虫の名前だけどさぁ。ジャンプして火で炒めてどうしようっていうのさぁ?」
「馬鹿じゃないの!?」
ふたりのヨタ話しを耳にしながら、有紀は、「飛んで火にいる夏の虫じゃなくて、羊頭
由香は眉をつりあげて、ディスプレイから目を離しもしないで「うるっさいのよ、この馬鹿蛍!みてらっしゃいよ、この由香ちゃんの天才的なテクってもんをみせつけてやるわ!ははは…」
と反発して傲慢に笑った。蛍と有紀はジッとバーチャというゲーム機の画面を由香の肩越しから覗いた。ーどうかなぁ、由香ちゃん。
ビュロロロ…っ。ゲームが開始される。どういうゲームかというと、画面上のファイターを操って敵を殴ったり蹴ったりして倒していく遊びだ。仮想の世界でファイターを操って闘わせる……なるほどバーチャル(仮想)のバトル(闘争)だ!」
「ようっし、殺せ!」
戦士を操作する由香は品のない言葉を叫んで、画面をギリリッと睨みつけた。しかし、蛍のいうように、由香はバーチャはあんまりうまくはなかった。ードオ・ン!
あっという間にやられてゲーム・オーバーとなってしまったのである。得点は二千点ちょっと…。
「く、くそっ!な、なによっ、もおっ」
蛍は馬鹿にして「けけけ…。下手っくそ!やっぱ、由香ちゃんってば、バーチャのやり方ってもんを知らないってことねっ!!」
とカラカラ笑った。ーので、由香は癪に障って「な、何っ!?この馬鹿蛍っ!ナマイキいってんじゃないわよ。じゃあ…あんた、やってみなさいよぉ!」と怒鳴った。
蛍は「うん。いいっしょ」と胸を張って宣言してバーチャを開始した。が、青沢蛍は赤井由香の倍くらい下手くそだった。なんとたった七百点でゲーム・オーバーだったのである。
由香は「なぁーに、よ。あんたさぁーっ、…たった七百点じゃないの、情ない。そういうのを飛んで火にいる夏の虫っていうのよ」と呆れた。
「なによ、それ?たしかに蛍って夏の虫の名前だけどさぁ。ジャンプして火で炒めてどうしようっていうのさぁ?」
「馬鹿じゃないの!?」
ふたりのヨタ話しを耳にしながら、有紀は、「飛んで火にいる夏の虫じゃなくて、羊頭


