「死になさい、セーラっ!!」
「ダダ・ダ・ダ・ダダダッ!」
もちろん弾は一発も発射されなかった。彼女が自分の口でいっただけだ。だが、それでも蛍はなぜだかとても興奮してうれしくなって微笑んだ。「やったわ!やっつけたわよ!地獄に落ちちゃえっ、セーラ!!」
しかし、その微笑みも、次の瞬間、凍りついてしまった。キャタピラのキュルキュルという音に気付いて振り向いたとたん、数百メートル前方からトランプ軍の戦車・大勢のトランプ兵隊が迫ってくるのを知ったからだ。しかも、蛍の大嫌いな「タコヤキ」を手に持っている!彼女は小さな悲鳴をあげて飛びのいた。
トランプ軍の戦車の砲台が、矢継ぎ早にピーマンを噴いたからだ。
「や、やだっ!私、ピーマン大嫌いなのよっ!!」
直撃はなかったが、蛍の近くの地面や樹木にぶつかり亀裂が走るとポワン!と大爆発をおこした。そして、緑色のソース状のものが飛び散った。なおも攻撃してくるトランプ軍に底知れぬ恐怖を感じた蛍は、戦慄し、そして、
「やだよぉっ、やだよぉっ!!ピーマンとタコヤキなんて大嫌いだあーっ!来ないで、来ないで、来ないでよぉ!」
と、必死に逃げ出した。
だが、その次の瞬間、恐怖は絶頂に達した。蛍は何万人という「タコヤキ」を手にしたトランプ兵たちに辺りを取り囲まれ、行手を遮られてしまったのだ。悲鳴すら掠れ、足を引っ掛けて転んだ蛍に、殺気だったトランプ兵たちが容赦なく迫る。
「なによぉ!!もおっ…」
彼女は思わず涙声でいった。トランプ兵の狂気の叫びが聞こえる。
「さぁ、蛍ちゃん!たこやきを食べんだよ!」
「食べなさい!タコヤキ!大阪名物のタコヤキっ!!おいしいよ!!」
「い、いやよっ!誰がタコヤキなんて食べるもんですか!わあっ、待って!待って……話せばわかるってばさぁ!」
彼女は手首をつかまれた。と、トランプ兵達は「食べぇにゃちゃい!」といってタコヤキを手に襲いかかった。…腐ったタコヤキを知らずに食べてお腹を壊した小学生時代やピーマンを食べて肌に赤いブツブツができて困った幼稚園の頃の苦悩な表情が、一瞬、走馬燈のように蛍の脳裏をかすめた。…「タコヤキ」が口に近付く!
………ーいやだぁーっ!……
「ダダ・ダ・ダ・ダダダッ!」
もちろん弾は一発も発射されなかった。彼女が自分の口でいっただけだ。だが、それでも蛍はなぜだかとても興奮してうれしくなって微笑んだ。「やったわ!やっつけたわよ!地獄に落ちちゃえっ、セーラ!!」
しかし、その微笑みも、次の瞬間、凍りついてしまった。キャタピラのキュルキュルという音に気付いて振り向いたとたん、数百メートル前方からトランプ軍の戦車・大勢のトランプ兵隊が迫ってくるのを知ったからだ。しかも、蛍の大嫌いな「タコヤキ」を手に持っている!彼女は小さな悲鳴をあげて飛びのいた。
トランプ軍の戦車の砲台が、矢継ぎ早にピーマンを噴いたからだ。
「や、やだっ!私、ピーマン大嫌いなのよっ!!」
直撃はなかったが、蛍の近くの地面や樹木にぶつかり亀裂が走るとポワン!と大爆発をおこした。そして、緑色のソース状のものが飛び散った。なおも攻撃してくるトランプ軍に底知れぬ恐怖を感じた蛍は、戦慄し、そして、
「やだよぉっ、やだよぉっ!!ピーマンとタコヤキなんて大嫌いだあーっ!来ないで、来ないで、来ないでよぉ!」
と、必死に逃げ出した。
だが、その次の瞬間、恐怖は絶頂に達した。蛍は何万人という「タコヤキ」を手にしたトランプ兵たちに辺りを取り囲まれ、行手を遮られてしまったのだ。悲鳴すら掠れ、足を引っ掛けて転んだ蛍に、殺気だったトランプ兵たちが容赦なく迫る。
「なによぉ!!もおっ…」
彼女は思わず涙声でいった。トランプ兵の狂気の叫びが聞こえる。
「さぁ、蛍ちゃん!たこやきを食べんだよ!」
「食べなさい!タコヤキ!大阪名物のタコヤキっ!!おいしいよ!!」
「い、いやよっ!誰がタコヤキなんて食べるもんですか!わあっ、待って!待って……話せばわかるってばさぁ!」
彼女は手首をつかまれた。と、トランプ兵達は「食べぇにゃちゃい!」といってタコヤキを手に襲いかかった。…腐ったタコヤキを知らずに食べてお腹を壊した小学生時代やピーマンを食べて肌に赤いブツブツができて困った幼稚園の頃の苦悩な表情が、一瞬、走馬燈のように蛍の脳裏をかすめた。…「タコヤキ」が口に近付く!
………ーいやだぁーっ!……


