マジック・エンジェルほたる

 三人は限りない優しさに満ちた微笑みでいった。美里は少し驚いてから、にこりと微笑んで尋ねた。「ほ、本当かい?…私のこと怖くないの?」
「全然」
「ほ、本当かい?…あたしと本当に友達になってくれるのかい?!」
「えぇ。もちっしょ!」
「もちろん、でしょ!!その北海道訛りっなんとか直すか北海道にでも移住するかどっちかにしてよね!螢」
「いやっしょ!」
「…まあまあ、お二人とも。……あの、美里ちゃん、私たちでよろしかったらお友達になりますわ」
 美里と三人の間に、真実の友情、きらきらした絆がもたれた瞬間のようにも見えた。いや、きっと絆がガッチリと結ばれたのだ。…そうに違いない!

  美里は螢たち三人を自宅に案内した。和洋折衷のあの成金豪邸にである。
 部屋の中。リビングの中のきらきらと輝くシャンデリアや高そうな家具やペルシャ絨毯やグランド・ピアノなどに三人は目がクギづけになったように眺めた。
 例によって金に弱い螢はかなり興奮して顔を紅潮させて瞳をきらきらと…まるで一昔前の少女マンガの主人公のように輝かせた。ベルサイユなんとか…みたいに。
「あ、お菓子でも食べるかい?」
 美里の言葉にすぐ反応して、「もちろん!」とふたりは元気に明るくいった。当然、有紀ちゃんは遠慮したという訳だったが、別に彼女だって「お菓子」が嫌いな訳ではない。やっぱり女の子な訳だから甘いものは好きなほうだ…。
 美里は「あ、英さん。あのフランスのお菓子あったでしょ?あれ、持ってきてくれる?それと紅茶もお願いね」と白髪の老人に愛嬌たっぷりにお願いした。