ルックスはかなりいい。童顔ではないけれど、セミロングの髪の後ろに赤いリボンがなぜかついていて、どこか可愛らしい。猫のようなぎらぎらした瞳はこの少女の強さをあらわし、全身は有紀ほど痩せっぽちではなくて健康的で肌も有紀のような真っ白ではない。しかし、こういう少女のほうが普通なのかも知れない。
美里の健康的な唇から発せられる声は、少しボーイッシュな感じがする。少し低音が混じっているっていう声だろうか?
服装は茶色のセーラ服を着ているが、どこか似合わない。この少女にはパンツ・ルックのほうがずっといいだろう。胸は螢たちみたいなのではなくてグラマーだ。そういえは、美里からはボーイッシュだけど、どこか優しい優しいお母さんのような包容力とあたたかさを全身から感じる。大人の女性ではないけど子供でもない。…微妙な存在だ。美少女ではないのかも知れない。少女…というイメージではない。
(どうでもいいことだが、この美里という少女も、学校をサボったのだろうか?)
有紀は美里をみつめた。彼女の目に、ゆっくりゆっくりと光がもどってきた。しかし、まだ全身に微かな痙攣と小刻みな震えが残っている。有紀は美里に視線を張り付けたまま、神経質そうに両手を握り合わせて胸元の子犬を包み込んだ。
「よし、このゲームは私にまかせなよ」美里はニコリと笑うと勝手にゲームを開始した。だれも「どうぞ」とも「いいわ」ともいってないのにである。
ドス・ツ!ゴキッ!
黄江美里は熱心な表情で画面を食い入るようにみつめながら踊るように操作レバーを動かしていった。かなりバーチャはうまいようだ。多分、いつもいつも遊んでいるのだろう。”ゲームの鉄人”とかいうTV番組でもあったらぶっちぎりで優勝しそうなテクがある。 画面をジッと静かに眺めていた有紀の無表情の顔にもしだいに赤みが差し、可愛らしい大きな瞳もきらきらと輝いてきていた。
美里の健康的な唇から発せられる声は、少しボーイッシュな感じがする。少し低音が混じっているっていう声だろうか?
服装は茶色のセーラ服を着ているが、どこか似合わない。この少女にはパンツ・ルックのほうがずっといいだろう。胸は螢たちみたいなのではなくてグラマーだ。そういえは、美里からはボーイッシュだけど、どこか優しい優しいお母さんのような包容力とあたたかさを全身から感じる。大人の女性ではないけど子供でもない。…微妙な存在だ。美少女ではないのかも知れない。少女…というイメージではない。
(どうでもいいことだが、この美里という少女も、学校をサボったのだろうか?)
有紀は美里をみつめた。彼女の目に、ゆっくりゆっくりと光がもどってきた。しかし、まだ全身に微かな痙攣と小刻みな震えが残っている。有紀は美里に視線を張り付けたまま、神経質そうに両手を握り合わせて胸元の子犬を包み込んだ。
「よし、このゲームは私にまかせなよ」美里はニコリと笑うと勝手にゲームを開始した。だれも「どうぞ」とも「いいわ」ともいってないのにである。
ドス・ツ!ゴキッ!
黄江美里は熱心な表情で画面を食い入るようにみつめながら踊るように操作レバーを動かしていった。かなりバーチャはうまいようだ。多分、いつもいつも遊んでいるのだろう。”ゲームの鉄人”とかいうTV番組でもあったらぶっちぎりで優勝しそうなテクがある。 画面をジッと静かに眺めていた有紀の無表情の顔にもしだいに赤みが差し、可愛らしい大きな瞳もきらきらと輝いてきていた。


