常識も自分自身の考え方も関係無い。花音さえ追い込めれば、それだけで目的は達成される。

しかも、不平分子は必ず反応し、火種は大きくなる事は間違いない。


才蔵がエッセイで綴ったは、主にこの様な内容だった。


くだらない少女マンガのパクり物が多過ぎる。


特集に選ばれたのは偶然なのに、選ばれた作家の態度が悪い。


ファンを使った悪質な勧誘や、不正行為をする作家がいる。


PVやランキング至上主義の作家がいるが、ポリシーが無さすぎる。


該当する作家は多いが、全てが当てはまる作家は数人しかいない。

しかも才蔵の行動と最近の噂話を加味すれば、花音の事を言っているとしか思えなかった。


ツクシの思惑通りアンチ花音が感想ノートに終結し、レビューを連発した為に、このエッセイは翌日にはランキング入りして更に注目を集めた。


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