この人は意外に信用できる人なのかもしれない 「ココの12階です」 「随分金持ちなんですね」 「いえ~…………知り合いの家で、」 これは嘘じゃない嘘じゃない。 エレベーターまで、とか言って結局最後まで運んでくれたお兄さん まぁ、ありがとうさようならじゃちょっと気が引けたもんだから、心の中で100回けいちゃんに謝ってお兄さんを家に上げた 「…………………」 無言のお兄さん、私には何を考えてるかがわかる「黒い」。 「随分黒い部屋ですね~…」 「そう言う趣味だもんで」