※『ユルユル主人公』※


桜がようやく咲き乱れる季節…俺『草沼清一』は通っている中学校に向かって歩いていた…歩いて10分と近い学校で良かったと去年一年間ずっと思っていた訳で、唯一それが友人らに言える『自慢』の一つでもあったが流石に一年間も自慢してれば友人らのリアクションも薄く…今じゃ誰も聞く耳は持たなくなっていた…
とはいえ家と学校が近いのは素晴らしいのだ…例えば忘れ物があったらすぐ家に帰って取りに行けたりする訳だが…



実際にゃぁ忘れ物なんかしねぇ訳よ…
つまりこの前説は無駄な訳になった…
いやいや…もっと利点があるはずなのよ…もう一つ言えば授業が終わったらすぐ家に帰れるのよ…再放送されてるアニメや特撮なんかバッチリ見れるし最高な訳よ…まぁ次の日『部活』(剣道部在中)の面々らの視線が痛いのだが文句があんなら勝ってから言えっと言えば先輩も何も言わず黙々と練習を開始する…いやぁ~…才能ある俺って素晴らしいなっと思う訳よ?まぁ…取り柄はそれしかねぇんだが…んで家から学校が近いっつぅ取り柄がまた薄くなる…


ってかそろそろこの話題から離れよう…
さて…今日から新学期が始まる…俺も今年で中学二年生になった…可愛い女子後輩から『草沼先輩』とか言われてぇ~年頃なのだ…こういうシチュエーションを俺は作者に強く言いたい…主人公ってのは様々種類がある訳よ読者の皆さん…


だ・か・らっ!!
俺もラブラブな学生生活を送りたいんだぁぁぁぁっ!!




「何…朝から騒いでんだ草沼…?」