「救急車、呼ぶか?」
ツバキが、俺の眼前で携帯を揺らしてきた
俺は首を左右に振ると、自分の手で後頭部の傷口に手をあてた
スイレンの手が、俺の頭からスッと離れた
「いや…いい。家に帰る」
「病院、行ったほうが…」
スイレンが、眉間にしわを寄せて心配そうな顔をしている
「病院に行ったら、バレるだろ。大事にはしたくない。家、お抱えの医師に診てもらう」
「じゃあ…タクシーでも」
スイレンがまわりをキョロキョロと見渡した
「それもいらない。家のヤツを呼ぶから。こんな血だらけの奴をタクシーが乗せるかよ」
俺はくすくすと笑った
「立宮君…」
「平気だって。血の量は多いけど、意識もあるしな」
俺は苦笑いをすると、携帯を出した
家のヤツに電話すると、すぐに迎えに来るように伝える
「お前ら、学校に行けよ。怖いなら、俺は正門まで見送るぞ」
「馬鹿言うな。怪我人が何を強がってる」
ツバキが俺の背中を叩いた
「平気だっつってんだよ」
「どこが平気なんだよっ。地面に血だまりを作っておいて…笑ってんじゃねえよ。立宮…心配するだろっ」
「あ?」
俺は眉間にしわを寄せた
ツバキが泣いたところを俺は初めて見た
しかも俺を心配して泣いてるんじゃねえのが…なんか、微妙だよな
兄貴を基準にしてるのが、ツバキらしいというか、なんというか
「私、立宮君の傍にいる。家の車来るまで、ここに居たい」
「スイレン…」
ツバキが驚いた顔をして、スイレンを見つめる
スイレンはにこっと恥ずかしそうに笑うと、俺のシャツを掴んだ
ツバキが、俺の眼前で携帯を揺らしてきた
俺は首を左右に振ると、自分の手で後頭部の傷口に手をあてた
スイレンの手が、俺の頭からスッと離れた
「いや…いい。家に帰る」
「病院、行ったほうが…」
スイレンが、眉間にしわを寄せて心配そうな顔をしている
「病院に行ったら、バレるだろ。大事にはしたくない。家、お抱えの医師に診てもらう」
「じゃあ…タクシーでも」
スイレンがまわりをキョロキョロと見渡した
「それもいらない。家のヤツを呼ぶから。こんな血だらけの奴をタクシーが乗せるかよ」
俺はくすくすと笑った
「立宮君…」
「平気だって。血の量は多いけど、意識もあるしな」
俺は苦笑いをすると、携帯を出した
家のヤツに電話すると、すぐに迎えに来るように伝える
「お前ら、学校に行けよ。怖いなら、俺は正門まで見送るぞ」
「馬鹿言うな。怪我人が何を強がってる」
ツバキが俺の背中を叩いた
「平気だっつってんだよ」
「どこが平気なんだよっ。地面に血だまりを作っておいて…笑ってんじゃねえよ。立宮…心配するだろっ」
「あ?」
俺は眉間にしわを寄せた
ツバキが泣いたところを俺は初めて見た
しかも俺を心配して泣いてるんじゃねえのが…なんか、微妙だよな
兄貴を基準にしてるのが、ツバキらしいというか、なんというか
「私、立宮君の傍にいる。家の車来るまで、ここに居たい」
「スイレン…」
ツバキが驚いた顔をして、スイレンを見つめる
スイレンはにこっと恥ずかしそうに笑うと、俺のシャツを掴んだ

