Call My Name

「赤の? なんか信じらんねえ」

「まだ付き合ってねえが。あそこは時間の問題だろ」

崎先生が、『興味ねえよ』と言わんばかりの声で返答してきた

「ふぅん。まだ…なんだ」

俺の入る隙くらいあるかな?…なんて、俺もひでぇ男だな

「もしかして…瑞那って子に惚れたのか?」

崎先生が目を細める

「ああ…う、まあ」

俺は言葉を濁らせながら、頷いた

惚れた…というか、あの子となら付き合ってもいいかな?って思ったくらいなんだけど

崎先生は、首を左右に振る

「やめておけ。赤のチョーの女だ」

「チョー? あの女が?」

「そうだ。菅原 蓮耶ってヤツだ。妃木 瑞那と同じ1年だ」

「ふうん。でも付き合ってねえんだろ?」

「痛い思いをするぞ?」

崎先生が俺の頭を掴んで、髪をぐちゃぐちゃにしてきた

「いいよ…別に」

ツバキに睨まれなきゃ、それでいいんだ

スイレンとは、一緒になれない

スイレンは普通の家の子だ

俺とは違う

ヤクザのゴタゴタに巻き込みたくねえよ